現在、世界中で中国アプリに関する様々な情報が飛び交っています。
「中国アプリは規制されるべきだ」
「中国アプリは危険だ」
「中国アプリをいれていると個人情報を抜き取られる」
SNS上だけではなく、報道もこういった声が多く聞かれるようになりました。
その中で私が疑問に感じたのが以下3点
■中国アプリはなにが危険なのか?
■中国アプリが規制される理由は?
■中国アプリが規制されるとどうなる?
なので今回この記事ではこれら中国アプリの事について調べてみました。
Contents
中国アプリが規制される理由
中国アプリは危険だ😡 pic.twitter.com/6EJtbiwNOf
— しんちゃん (@yaeah5) September 23, 2020
まず現在世界中で中国アプリ規制の動きが強まっている原因についてです。
それは中国と米国の間で以下の出来事があったからです。
中国アプリ規制の理由
トランプ大統領が中国アプリの「TikTok(ティックトック)」と対話アプリ「微信(ウィーチャット)」
これらに対して取引禁止を表明した。
取引禁止を表明した理由としては米国は、中国アプリを利用する米国ユーザーの情報が中国政府に流されているのではないか?
ということを懸念したからです。
これが中国と米国の間で火種となり、今や世界で使用禁止・規制の動きが広がっている状況になっています。
中国アプリの問題点
中国アプリの問題点としては以下が挙げられています。
■クリップボード問題
■GPS問題
■不信な利用規約
今回はこれらについて説明していきます。
クリップボード問題
TikTok、ユーザーがタイプした文字を全部クリップボードに表示するようになっていた。どう考えてもスパイアプリ。絶対にインストールしてはならん。 https://t.co/pyiXpMvbJ3
— めいろま (@May_Roma) June 27, 2020
クリップボードとは?
コンピュータ上で、一時的にデータを保存できる共有のメモリ領域のことである。
複数の異なるプログラムからアクセス可能であり、単一のアプリケーションだけでなく
異なったアプリケーション間のデータの受け渡しにも使用される。
この説明を見るとめちゃくちゃ怖くないですか・・・?
データ保存されている部分を他のパソコンからアクセスして見れてしまうってことですもんね・・
中国アプリTikTokではクリップボードに頻繁にアクセスしていることが有志ユーザーによって確認されてます。
これは登録ユーザーの情報が中国政府に流されるんじゃないかと思ってしまいますよね。
実際にクリップボードの内容を流したという証拠はないですが
他のプログラムからもアクセス可能なアプリということはわかりましたね。
ですが、ユーザーに確認することなくクリップボードにアクセスするアプリは他にもたくさんあるらしく
TikTokだけの問題ではないみたいですよ。
GPS問題
TikTokがユーザーのさまざまな情報を収集していることは、すでに多くの専門家や公的機関から指摘されています。
たとえば、アプリを起動していない状態でもIPアドレスやGPSなどを使ってユーザーの位置を追跡し
アドレス帳の連絡先や写真、ムービーなどにアクセスしているとのこと。
これらのデータ収集はユーザーが位置情報機能をオフにすれば止まりますが、一方で、位置情報が利用できないとナビアプリなどに影響が及ぶ点が問題です。
IPアドレスやGPSを使って位置を特定される?!
こんな事もできちゃうんだ・・・
確かにGPSアドレスって追跡機能があるから住所、勤務先、行動範囲など色々な個人情報がわかっちゃいますね。
不信な利用規約
#原神 【悲報】利用規約に不可解な文が記載されてるんだが・・・
→こういった記載はどのゲームにもあるような気がしますがどうなんでしょう?警戒してしまうのも仕方ないですが・・・https://t.co/8WDFxrCPij— ラピゲー公式 - noumゲームニュース (@GameNoum) September 28, 2020
「原神」という中国アプリの利用規約。
どうやら中国アプリの利用規約にはどれもこの文章が書かれているみたいです。
原神は個人情報が漏洩する!アンインストールしてもスパイウェアが残る!危険!
というガセ情報がものすごい勢いで拡散されてて笑ってしまった
利用規約の「個人情報の完全なる保護は〜」というのは海外ゲーの規約には大体書いてあるテンプレ文で、マルウェアと言われてるのもただのアンチチートだよ pic.twitter.com/kfAoWos3Jx
— もなよ┃ゲームブロガー (@monayoooo) September 28, 2020
調べてみるとわかったのですが海外では主流みたいですね
TikTokの件もあり敏感になってます(笑)
中国アプリ規制に向けた米国の動き
TikTok買収交渉、先行き見えずhttps://t.co/adlvCzqz9d
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) September 28, 2020
中国アプリ規制に向けた米国の動き
7/31:TikTokの米国事業を禁止する方針
8/2:マイクロソフトが米国事業買取検討
8/6:米国企業との取引を禁ずる大統領令
8/14:米国事業の売却を命ずる大統領令
8/24:TikTok側が米政権を提訴
9/18:TikTok(ティックトック)と微信(ウィーチャット)の使用禁止発表
9/27:米国でのダウンロードは一切できなくなる
※ただし、既存のユーザーにアプリの削除や利用停止は求めない。
9月27日時点で、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」配信禁止の一時差し止めが決まりました。
これにより米国では28日以降もアプリを新たにダウンロードしたり更新することができます。
中国アプリ規制の真相は?
【速報】#TikTok のダウンロードや更新の禁止を一時的に差し止める命令 アメリカ連邦地裁https://t.co/5Te959Ubfa
— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) September 28, 2020
そもそも、どうして中国アプリがこれほど世界中から注目を浴びたのか
それにはいくつかの真相があるのではないかと思っています。
考えられる真相は以下2つ
■中国にコンテンツ・プラットフォームで主導権を握らせないよう
■中国の成功が不愉快であった
■米国大統領選のパフォーマンス
製造業で世界を制覇しつつある中国が、SNSなどのコンテンツ・プラットフォームでも主導権を握るとなると
米国にとっては不愉快ですよね。なので今回公の場でこのような発表をして
中国アプリの印象を操作しようとしたのではないでしょうか。
GPSやクリップボードの問題はあるものの、これはGoogleやFacebookなどでもみられる事ですし
中国アプリだけを攻めるわけにもいきませんよね。
あとは今が大統領選の真っ只中という状況もあるでしょう。
トランプ大統領といえば、相手に咬みつき、相手が反論した事に大して
さらにヒートアップさせていく手法をとっています。
今回の中国アプリ規制の件ももしかしたらパフォーマンスかもしれませんね。
中国アプリが規制される理由まとめ
以上が中国アプリが規制される理由とその真相についてです。
中国アプリの性質上問題史される理由もわかりますが
それは中国アプリ限定ではないのがひとつ
あとは色々と米国の思惑あるのでしょう。
中国も今力をつけてきている国ですからね。
米国も焦りがあるのでしょう。
あとはトランプ大統領のパフォーマンス(笑)
この件はまだ今後も続きそうですが、平和に解決してほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。