ボクシングのバンタム級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)
この決勝戦で井上尚弥選手と対戦したノニト・ドネア選手。
結果は3-0で井上尚弥選手の勝利となりましたが、井上尚弥選手に対し攻めの姿勢をみせ、迫力ある試合となりました。
この試合もあったことから名前を知ったかたと多いのではないでしょうか。
今回は世界5階級制覇級王者の「ノニト・ドネア選手」について!
ノニト・ドネア選手の戦績や強さはどうなのか?を調べてましたので最後までご覧ください!
Contents
ノニト・ドネアの戦績は?
引用先:Getty Images
試合数 | 46戦 |
勝利数 | 40勝 |
敗北数 | 6敗 |
KO勝ち | 26KO |
戦 | 日付 | 勝敗 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 2001年2月22日 | 勝利 | KO | プロデビュー戦 |
2 | 2001年3月10日 | 敗北 | 判定0-3 | |
3 | 2001年6月8日 | 勝利 | 判定3-0 | |
4 | 2001年7月3日 | 勝利 | TKO | |
5 | 2002年5月31日 | 勝利 | TKO | |
6 | 2002年9月1日 | 勝利 | KO | WBOアジア太平洋フライ級王座決定戦 |
7 | 2002年11月2日 | 勝利 | 判定3-0 | |
8 | 2003年6月27日 | 勝利 | TKO | |
9 | 2004年6月18日 | 勝利 | TKO | |
10 | 2004年11月12日 | 勝利 | 判定3-0 | |
11 | 2005年5月13日 | 勝利 | TKO | |
12 | 2005年7月2日 | 勝利 | 判定3-0 | |
13 | 2005年10月1日 | 勝利 | KO | |
14 | 2005年11月5日 | 勝利 | 判定3-0 | |
15 | 2006年1月20日 | 勝利 | 判定2-1 | NABF北米スーパーフライ級王座決定戦 |
16 | 2006年7月29日 | 勝利 | TKO | |
17 | 2006年10月7日 | 勝利 | 判定3-0 | |
18 | 2007年5月12日 | 勝利 | TKO | |
19 | 2007年7月7日 | 勝利 | TKO | IBF世界フライ級タイトルマッチ IBF・IBO王座獲得 |
20 | 2007年12月1日 | 勝利 | TKO | IBF防衛1 |
21 | 2008年11月1日 | 勝利 | TKO | IBF防衛2 |
22 | 2009年4月19日 | 勝利 | TKO | IBF防衛3 |
23 | 2009年8月15日 | 勝利 | 判定3-0 | WBA世界スーパーフライ級暫定王座決定戦 |
24 | 2010年2月13日 | 勝利 | KO | |
25 | 2010年7月10日 | 勝利 | TKO | WBA防衛1 |
26 | 2010年12月4日 | 勝利 | KO | WBCアメリカ大陸バンタム級王座決定戦 |
27 | 2011年2月19日 | 勝利 | TKO | WBC・WBO世界バンタム級タイトルマッチ WBC・WBO獲得 |
28 | 2011年10月22日 | 勝利 | 判定3-0 | WBC防衛1・WBO防衛1 |
29 | 2012年2月4日 | 勝利 | 判定2-1 | WBO世界スーパーバンタム級王座決定戦 |
30 | 2012年7月7日 | 勝利 | 判定3-0 | IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦 IBF獲得・WBO防衛1 |
31 | 2012年10月13日 | 勝利 | TKO | WBO防衛2 WBCダイヤモンド王座・リングマガジン認定王座獲得 |
32 | 2012年12月15日 | 勝利 | KO | WBO防衛3 |
33 | 2013年4月13日 | 敗北 | 判定0-3 | WBA・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦 |
34 | 2013年11月9日 | 勝利 | TKO | |
35 | 2014年5月31日 | 勝利 | 負傷判定 3-0 |
WBAスーパー・世界フェザー級タイトルマッチ |
36 | 2014年10月18日 | 敗北 | KO | WBA世界フェザー級王座統一戦 |
37 | 2015年3月28日 | 勝利 | TKO | NABF北米スーパーバンタム級王座決定戦 |
38 | 2015年7月18日 | 勝利 | TKO | |
39 | 2015年12月11日 | 勝利 | 判定3-0 | WBO世界スーパーバンタム級王座決定戦 |
40 | 2016年4月23日 | 勝利 | TKO | WBO防衛1 |
41 | 2016年11月5日 | 敗北 | 判定0-3 | WBO陥落 |
42 | 2017年9月23日 | 勝利 | 判定3-0 | WBC世界フェザー級シルバー王座決定戦 |
43 | 2018年4月21日 | 敗北 | 判定0-3 | WBO世界フェザー級暫定王座決定戦 |
44 | 2018年11月3日 | 勝利 | TKO | WBAスーパー世界バンタム級タイトルマッチ WBAスーパー・WBCダイヤモンド王座獲得 /WBSS1回戦 |
45 | 2019年4月27日 | 勝利 | KO | WBAスーパー防衛1/WBSS準決勝 |
46 | 2019年11月7日 | 敗北 | 判定0-3 | WBAスーパー・IBF世界バンタム級王座統一戦 WBAスーパー陥落/WBSS決勝 |
ノニト・ドネアの戦績は46戦40勝(26KO)6敗でした。
KO率は60%台であり、パワー系タイプよりかはスピードやテクニックを活かしたバランス系だということが伺えます。
その功績は凄まじくノニト・ドネアはアジア人として初めて主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)全てで世界王者となった人物です。
また、アジア人として2人目となる世界5階級王者です。
(1人目はフィリピンの英雄マニー・パッキャオ)
その光のような凄まじさからファンの間では「フィリピンの閃光」のニックネームで愛されています。
ノニト・ドネアの獲得タイトル一覧
ノニト・ドネア獲得タイトル
- IBF世界フライ級王座
- WBC世界バンタム級王座
- WBO世界バンタム級王座
- WBO世界スーパーバンタム級王座
- IBF世界スーパーバンタム級王座
- WBC世界スーパーバンタム級ダイヤモンド王座
- WBA世界フェザー級スーパー王座
- WBO世界スーパーバンタム級王座
- WBC世界フェザー級シルバー王座
- WBA世界バンタム級スーパー王座
- WBC世界バンタム級ダイヤモンド王座
アジア人史上2人目となる世界5階級王座のタイトル保持者!
獲得した5階級は
フライ級、スーパーフライ級、バンダム級、スーパーバンダム級、フェザー級となっています。
獲得タイトルの合計数もさすがの数。
ノニト・ドネアのボクシング階級は?
階級名 | 体重(ポンド) | 体重(kg) |
ヘビー級 | 200ポンド以上〜 | 90.719kg〜 |
クルーザー級 | 175〜200ポンド | 79.379〜90.719kg |
ライトヘビー級 | 168〜175ポンド | 76.204〜79.379kg |
スーパーミドル級 | 160〜168ポンド | 72.575〜76.204kg |
ミドル級 | 154〜160ポンド | 69.853〜72.575kg |
スーパーウェルター級 | 147〜154ポンド | 66.678〜69.853kg |
ウェルター級 | 140〜147ポンド | 63.503〜66.678kg |
スーパーライト級 | 135〜140ポンド | 61.235〜63.503kg |
ライト級 | 130〜135ポンド | 58.967〜61.235kg |
スーパーフェザー級 | 126〜130ポンド | 57.153〜58.967kg |
フェザー級 | 122〜126ポンド | 55.338〜57.153kg |
スーパーバンタム級 | 118〜122ポンド | 53.524〜55.338kg |
バンタム級 | 115〜118ポンド | 52.163〜53.524kg |
スーパーフライ級 | 112〜115ポンド | 50.802〜52.163kg |
フライ級 | 108〜112ポンド | 48.988〜50.802kg |
ライトフライ級 | 105〜108ポンド | 47.627〜48.988kg |
ミニマム級 | 105ポンド以下 | 47.627kg以下 |
ノニト・ドネアはフライ級からフェザー級まで5階級を制覇しています。
上の表でみると下から7番目の場所。
日本で有名になるプロボクサーの階級はだいたいフライ級~バンダム級なので
それよりも階級が上の場所で戦っていた選手になります。
ボクシングでは体重が少し違うだけでパンチの威力が格段にあがります。
なのでこういった数kg単位で階級わけがされています。
5階級世界王者というものはそれほど困難で素晴らしい功績なんです。
ノニト・ドネアの強さはなに?
ノニト・ドネアの強さといったらこれらです!
■伝家の宝刀:左フック
■圧倒的なスピード
■テクニカルなスイッチヒッター
■5階級制覇したタフさ
ノニト・ドネアはKOを積極的に狙いにいくタイプではないです。
むしろそのスピードとテクニックを生かした戦法で戦っている事が多いです。
スイッチによる戦法の多彩さや、距離を縮めるタイミングがうまいです
そして得意としている左フックで、数々の相手を一撃で沈めてきました!
相手も左フックは意識しているんですがあたってしまう・・・
これぞまさしく伝家の宝刀ですね。
ノニト・ドネアの強さがわかる動画
【ノニト・ドネアvsビッグ・ダルチニアン】
これはノニト・ドネアの出世試合となった初戦です。
この試合で無名のノニト・ドネアの名前が世界に広がりました!
相手のビッグ・ダルチニアンは当時無敗でフライ級じゃ無双状態。
その時のノニト・ドネアは16戦のみで格下でした。
ですがこの試合ではビッグ・ダルチニアン相手にKO勝ちをしています。
ノニト・ドネアを有名した試合!是非見てください。
【ノニト・ドネアvsモンティエル】
バンダム級王座の試合になります。
相手のモンティエルは当時3階級王者・バンダム級統一王者でした。
その相手に僅か2ラウンドでTKO勝ちした試合です。
この試合ですごいのがKO勝利した左フック、それを当てるように相手にパンチをしかけさせ、わざと顔面に当てさせたところです。
それがあったからこそ伝家の宝刀:左フックに繋がった!
ノニト・ドネアのプロフィール
名前:ノニト・ドネア・ジュニア
階級:バンダム級
生年月日:1982年11月16日(37歳)
出身:フィリピン
身長:170cm
スタイル:オーソドックス
ノニト・ドネアに対してみんなの反応
しかし何度考えてもドネアのあの強さよ。。
全盛期過ぎてるはずなのに疑惑のダウンあったとはいえ12ラウンドまで耐えた— NOVA (@NOVA_CAFE) November 3, 2020
【ノニト・ドネア】
WBSSで井上尚弥とヤリあった強者。
老いてるけど、カウンターは一級品。過去には5階級制覇をするなど、すごいボクサーではあったが、現在はBクラスってところ。
顎がめちゃ強いので、一撃必殺の綱手戦法。#井上尚弥 #ノニト・ドネア #ドネア #ボクシング #ABEMA #格闘技 pic.twitter.com/vAWT4eXNON
— シュールさん (@surreal_sun) November 4, 2020
ドネア ってほんまに強いんやな...
— すこみざわいかを (@ika_pad) November 1, 2020
ほらな。
ドネアも結構頑張っただろ?
個人的に2人に賞金をあげたいくらい最高の試合だったぜ。
ドネアも36歳でよくここまで仕上げてこれたな。
最高のボクシングを見せてもらったぜ。#ノニトドネア #井上尚弥— カポ・峯 (@capone777x) November 7, 2019
ノニト・ドネアの強さはみんなもわかっている感じですね!
ノニト・ドネアの名前は格闘技界では有名でしたが
ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)でさらに格闘技に興味をもったばかりの人もドネアの強さや名前を知る機会になりましたね!
ノニト・ドネアの戦績や強さは?まとめ
以上がノニト・ドネアの戦績や強さについてでした!
ドネアの強さは圧倒的なスピードとテクニック
そして伝家の宝刀の左フックということがわかりました!
37歳になった今でも王者として戦い続けています。
あの井上尚弥選手とも互角級の試合を繰り広げていましたからこれからの試合も楽しみですね!
ノニト・ドネアの今後も応援しています!
最後までご覧いただきありがとうございました。